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有価証券報告書等 | サッポロホールディングス

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Academic year: 2018

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(1)

ファイル名:000_1_0221000101803.doc 更新日時:2006/03/22 17:53 印刷日時:06/03/25 1:23

( 証券取引法第24条第1項に基づく報告書)

事業年度

( 第82期)

自 平成17年1月1日

至 平成17年12月31日

( 185001)

(2)

ファイル名:000_3_0221000101803.doc 更新日時:2006/03/22 17:54 印刷日時:06/03/25 1:23

第82期(自平成17年1月1日 至平成17年12月31日)

有 価 証 券 報 告 書

1 本書は証券取引法第24条第1項に基づく有価証券報告書を、同法第27条 の30の2に規定する開示用電子情報処理組織( EDI NET) を使用して、平成18 年3月30日に提出したデータに目次及び頁を付して出力・印刷したもので あります。

2 本書には、上記の方法により提出した有価証券報告書の添付書類は含ま れておりませんが、監査報告書は末尾に綴じ込んでおります。

(3)

ファイル名:000_4_0221000101803.doc 更新日時:2006/03/27 13:37 印刷日時:06/03/27 13:37

目 次

頁 第82期 有価証券報告書

【表紙】 … … … 1 第一部 【企業情報】… … … 2 第1 【企業の概況】… … … 2 1 【主要な経営指標等の推移】… … … 2 2 【沿革】… … … 4 3 【事業の内容】… … … 5 4 【関係会社の状況】… … … 7 5 【従業員の状況】… … … 8 第2 【事業の状況】… … … 9 1 【業績等の概要】… … … 9

2 【生産、受注及び販売の状況】… … … 12

3 【対処すべき課題】… … … 13

4 【事業等のリスク】… … … 15

5 【経営上の重要な契約等】… … … 18

6 【研究開発活動】… … … 18

7 【財政状態及び経営成績の分析】… … … 20

第3 【設備の状況】… … … 26

1 【設備投資等の概要】… … … 26

2 【主要な設備の状況】… … … 27

3 【設備の新設、除却等の計画】… … … 28

第4 【提出会社の状況】… … … 29

1 【株式等の状況】… … … 29

2 【自己株式の取得等の状況】… … … 33

3 【配当政策】… … … 33

4 【株価の推移】… … … 33

5 【役員の状況】… … … 34

6 【コーポレート・ガバナンスの状況】… … … 37

第5 【経理の状況】… … … 40

1 【連結財務諸表等】… … … 41

2 【財務諸表等】… … … 69

第6 【提出会社の株式事務の概要】… … … 86

第7 【提出会社の参考情報】… … … 87

1 【提出会社の親会社等の情報】… … … 87

2 【その他の参考情報】… … … 87

第二部 【提出会社の保証会社等の情報】… … … 88

監査報告書 平成16年12月連結会計年度 … … … 89

平成17年12月連結会計年度 … … … 91

平成16年12月会計年度 … … … 93

平成17年12月会計年度 … … … 95

(4)

【表紙】

【提出書類】 有価証券報告書

【根拠条文】 証券取引法第24条第1項

【提出先】 関東財務局長

【提出日】 平成18年3月30日

【事業年度】 第82期( 自 平成17年1月1日 至 平成17年12月31日)

【会社名】 サッポロホールディングス株式会社

【英訳名】 SAPPORO HOLDI NGS LI MI TED

【代表者の役職氏名】 代表取締役社長 村 上 隆 男

【本店の所在の場所】 東京都渋谷区恵比寿四丁目20番1号

【電話番号】 03( 5423) 7213( 経理部)

【事務連絡者氏名】 経理部長 阿 江 敬 三

【最寄りの連絡場所】 東京都渋谷区恵比寿四丁目20番1号

【電話番号】 03( 5423) 7213( 経理部)

【事務連絡者氏名】 経理部長 阿 江 敬 三

【縦覧に供する場所】 株式会社東京証券取引所

( 東京都中央区日本橋兜町2番1号)

証券会員制法人札幌証券取引所

( 札幌市中央区南一条西五丁目14番地の1)

(5)

第1 【企業の概況】

1 【主要な経営指標等の推移】

(1) 最近5連結会計年度に係る主要な経営指標等の推移

(注) 1 売上高には、消費税等は含まれておりません。

2 潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、第79期及び第80期は調整計算の結果、1株当たり当期純 利益が減少しないため、記載しておりません。

3 第80期より「1株当たり当期純利益に関する会計基準」(企業会計基準第2号)及び「1株当たり当期純利益 に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第4号)を適用しております。

第一部 【企業情報】

回次 第78期 第79期 第80期 第81期 第82期

決算年月 平成13年12月 平成14年12月 平成15年12月 平成16年12月 平成17年12月 売上高 (百万円) 557,233 511,751 479,520 494,929 453,671 経常利益 (百万円) 9,469 2,366 6,788 18,005 6,602 当期純利益 (百万円) 4,389 1,168 2,412 4,643 3,629 純資産額 (百万円) 105,944 106,526 87,364 92,263 111,410 総資産額 (百万円) 729,600 717,486 630,637 602,111 563,845 1株当たり純資産額 (円) 312.71 314.69 245.80 259.81 305.00 1株当たり当期純利益 (円) 12.96 3.45 6.95 13.07 10.20 潜在株式調整後

1株当たり当期純利益

(円) 12.90 ― ― 12.01 9.18

自己資本比率 (%) 14.5 14.8 13.9 15.3 19.8

自己資本利益率 (%) 4.2 1.1 2.5 5.2 3.6

株価収益率 (倍) 28.0 56.8 42.4 37.1 64.8

営業活動による キャッシュ・フロー

(百万円) 42,085 22,696 30,476 32,242 39,077 投資活動による

キャッシュ・フロー

(百万円) △10,308 △12,245 10,956 53,314 △7,675 財務活動による

キャッシュ・フロー

(百万円) △28,933 △9,517 △42,757 △35,418 △65,533 現金及び現金同等物

の期末残高

(百万円) 9,154 9,933 8,455 58,706 24,748 従業員数

(外、平均臨時 従業員数)

(名)

5,240 (2,890)

4,970 (2,822)

4,678 (3,459)

3,979 (3,362)

3,809 (3,046)

(6)

(2) 提出会社の最近5事業年度に係る主要な経営指標等の推移

(注) 1 営業収益には、消費税等は含まれておりません。

2 潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、第78期及び第79期は調整計算の結果、1株当たり当期純 利益が減少しないため、第80期は当期純損失を計上しているため、記載しておりません。

3 第80期より「1株当たり当期純利益に関する会計基準」(企業会計基準第2号)及び「1株当たり当期純利益 に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第4号)を適用しております。

4 第80期は、7月の会社分割により、各事業会社に事業部門が移管され、営業収益、総資産額等が大きく減少 しております。

5 第81期以降は、純粋持株会社体制による通期の経営成績、期末の財政状態を示しております。

回次 第78期 第79期 第80期 第81期 第82期

決算年月 平成13年12月 平成14年12月 平成15年12月 平成16年12月 平成17年12月 営業収益 (百万円) 465,251 423,262 175,016 3,242 3,165 経常利益

又は経常損失(△)

(百万円) 7,363 2,884 △5,106 3,022 2,273 当期純利益

又は当期純損失(△)

(百万円) 4,012 2,063 △4,438 2,035 1,700 資本金 (百万円) 43,831 43,831 43,831 43,831 46,595 発行済株式総数 (千株) 338,834 338,834 356,179 356,179 366,571 純資産額 (百万円) 111,146 112,755 111,390 112,038 119,834 総資産額 (百万円) 696,690 694,833 439,445 409,281 352,064 1株当たり純資産額 (円) 328.06 333.09 313.33 315.50 328.06 1株当たり配当額

(内、1株当たり 中間配当額)

(円) (円)

5.00 (2.50)

5.00 (0.00)

5.00 (0.00)

5.00 (0.00)

5.00 (0.00) 1株当たり当期純利益

又は当期純損失(△)

(円) 11.84 6.09 △12.79 5.73 4.78 潜在株式調整後

1株当たり当期純利益

(円) ― ― ― 5.32 4.30

自己資本比率 (%) 16.0 16.2 25.3 27.4 34.0

自己資本利益率 (%) 3.6 1.8 ― 1.8 1.5

株価収益率 (倍) 30.7 32.2 ― 84.7 138.3

配当性向 (%) 42.2 82.0 ― 87.2 107.4

従業員数 (外、平均臨時 従業員数)

(名)

2,432 (544)

2,332 (443)

26 (0)

88 (1)

86 (1)

(7)

2 【沿革】

当社は、過度経済力集中排除法及び企業再建整備法の適用を受けた大日本麦酒株式会社(以下旧会社と いいます)の決定整備計画に基づき設立され、資本金1億円をもって昭和24 年9月1日「日本麦酒株式 会 社」として発足いたしました。発足時、当社は旧会社から「サッポロ」「ヱビス」の両商標を受け継ぎま した。

その後、多くの工場・支店や研究所を開設しながら飲料、ワイン洋酒、不動産などにも事業を拡大し、 企業グループとして発展を続けてまいりました。

昭和39年1月に「サッポロビール株式会社」へ社名変更し、さらに平成15年7月には純粋持株会社「サ ッポロホールディングス株式会社」となり、その下に「酒類」「飲料」「外食」「不動産」の各事業会社 を擁する新しいグループ体制に移行しました。

なお、旧会社は明治39年3月、札幌・日本・大阪の3麦酒会社の合同により設立され、その3社のうち 札幌麦酒株式会社は、明治9年9月に設立された開拓使麦酒醸造所に端を発しますところから、当社は平 成18年をもって創業130周年を迎えます。

昭和24年9月 日本麦酒株式会社発足

本店所在地:東京都目黒区三田247番地

支店:東京、札幌、仙台、名古屋、九州の5支店 工場:目黒、川口、札幌、名古屋、門司の5工場 日本共栄株式会社(現株式会社サッポロライオン)を設立(現連結子会社) 昭和24年10月 東京証券取引所上場

昭和24年11月 大阪証券取引所上場(平成15年7月上場廃止) 昭和24年12月 名古屋証券取引所上場(平成15年7月上場廃止) 昭和25年4月 札幌証券取引所上場

昭和32年1月 国際飲料株式会社(現サッポロ飲料株式会社)を設立(現連結子会社)

昭和38年8月 星和運輸株式会社(現サッポロ流通システム株式会社)を設立(現連結子会社) 昭和39年1月 「サッポロビール株式会社」と社名変更

本店を「東京都中央区銀座七丁目1番地」に移転

昭和46年8月 株式会社サッポロエージェンシーを設立(現連結子会社)

昭和49年12月 丸勝葡萄酒株式会社(現サッポロワイン株式会社)の全株式を取得(現連結子会社) 昭和53年11月 本店を「東京都中央区銀座七丁目10番1号」に移転

昭和59年7月 米国(ニューヨーク)にSAPPORO U.S.A.,INC.を設立(現連結子会社)

昭和61年7月 恵比寿開発株式会社(現恵比寿ガーデンプレイス株式会社)を設立(現連結子会社) 平成4年11月 株式会社サッポロホテルエンタプライズを設立(平成16年12月株式譲渡)

平成5年4月 サッポロファクトリー開業

平成6年9月 本店を「東京都渋谷区恵比寿四丁目20番1号」に移転 平成6年10月 恵比寿ガーデンプレイス開業

平成15年7月 純粋持株会社へ移行し「サッポロホールディングス株式会社」と社名変更 新たにサッポロビール株式会社を設立(現連結子会社)

(8)

3 【事業の内容】

当社グループは、当社及び子会社25社、関連会社14社によって構成され、その主な事業内容と、主要会 社の当該事業における位置づけは次のとおりであります。なお、事業の種類別セグメントと同一の区分で あります。

(1) 酒類事業

サッポロビール㈱(連結子会社)はビール・発泡酒その他の酒類の製造、販売を行っております。サッ ポロワイン㈱(連結子会社)は、国産ワイン・ブランデーその他の酒類を製造し、サッポロビール㈱へ納 入 し て お り ま す。SAPPORO U.S.A.,INC.( 連結 子 会 社 ) は 米 国 に お い て サ ッ ポ ロ ブ ラ ン ド の 酒 類 販 売 を 行 っております。

(2) 飲料事業

サッポロ飲料㈱(連結子会社)は飲料の製造・販売を行っております。

(3) 外食事業

㈱サッポロライオン(連結子会社)は、ライオンチェーンのビヤホール、レストランをはじめ各種業態 の飲食店を経営しており、サッポロビール㈱およびサッポロ飲料㈱が販売する各種製品等を顧客に提供 しております。

なお、当連結会計年度において、連結子会社であるシャトーレストラン㈱を清算いたしました。

(4) 不動産事業

恵 比 寿 ガ ー デ ン プ レ イ ス ㈱ ( 連 結 子 会 社 ) は、オ フ ィ ス、住 宅、商 業、飲 食、文 化 施 設 等 の 複 合 施 設

「恵比寿ガーデンプレイス」(東京都渋谷区、目黒区)と、商業、アミューズメント等の複合施設「サッ ポロファクトリー」(札幌市中央区)の管理・運営を行っております。

(5) その他の事業

㈱サッポロフローリスト(連結子会社)は、花き販売、㈱サッポロスポーツプラザ(連結子会社)は、 スポーツ施設経営を行っております。

以上の当社グループの状況について、事業系統図を示すと次のとおりであります。

(9)

事業の系統図

(10)

4 【関係会社の状況】

(注) 1 主要な事業の内容欄には、事業の種類別セグメントの名称を記載しております。

2 特定子会社はサッポロビール㈱、サッポロ飲料㈱、㈱サッポロライオン、恵比寿ガーデンプレイス㈱であります。 3 議決権の所有割合の( )内は、間接所有割合であり、内数となっております。

4 サッポロビール㈱及びサッポロ飲料㈱については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割 合が10%を超えております。

5 前連結会計年度において連結子会社であったシャトーレストラン㈱は、平成17年4月5日に開催された同社臨時株主総会

名称 住所

資本金又 は出資金 (百万円)

主要な 事業の

内容

議決権 の所有 (又は被 所有) 割合

関係内容

役員の兼任等 資金 援助

営業上の取引

設備の 賃貸

その他 当社

役員 (人)

当社 従業員

(人) (連結子会社)

サッポロビール㈱

東京都 渋谷区

10,000 酒類 100.0 1 0 あり

グ ル ー プ 経 営 分 担 金 他の負担

建物の 賃貸

サッポロ飲料㈱

東京都 渋谷区

2,900 飲料 100.0 1 8 なし

グ ル ー プ 経 営 分 担 金 他の負担

㈱サッポロライオン

東京都 中央区

4,878 外食 100.0 1 1 なし

グ ル ー プ 経 営 分 担 金 他の負担

恵比寿

ガーデンプレイス㈱

東京都 渋谷区

2,080 不動産 100.0 1 4 あり

グ ル ー プ 経 営 分 担 金 他の負担

㈱サッポロ フローリスト

東京都 目黒区

100 その他 100.0 0 4 あり 事務委託料の負担

㈱サッポロ スポーツプラザ

東京都 渋谷区

10 その他 100.0 (100.0)

0 3 あり 事務委託料の負担

サッポロワイン㈱

東京都 渋谷区

2,000 酒類

100.0 (100.0)

0 0 なし

㈱恵比寿ワインマート

東京都 渋谷区

300 酒類

100.0 (100.0)

0 0 なし 事務委託料の負担

㈱東京エネルギー サービス

東京都 渋谷区

490 不動産 100.0 (100.0)

0 5 なし 事務委託料の負担

サッポロ 流通システム㈱

東京都 渋谷区

540 酒類

100.0 (100.0)

0 0 なし

㈱サッポロ エージェンシー

東京都 中央区

30 酒類

100.0 (100.0)

0 1 なし

サッポロ エンジニアリング㈱

東京都 渋谷区

95 酒類

100.0 (100.0)

0 0 なし

㈱ニュー三幸

北海道 小樽市

47 外食

64.8 (64.8)

0 0 なし

SAPPORO U.S.A., INC.

アメリカ ニューヨーク州 ニューヨーク市

7,200 千米ドル

酒類

100.0 (100.0)

0 0 なし

(持分法適用関連会社) サッポロ・ギネス㈱

東京都 渋谷区

10 酒類

50.0 (50.0)

1 0 なし

㈱新星苑

東京都 渋谷区

1,000 外食

50.0 (50.0)

0 0 なし

京葉ユーティリティ㈱

千葉県 船橋市

600 酒類

20.0 (20.0)

0 0 なし

㈱ザ・クラブ・アット

・エビスガーデン

東京都 目黒区

200 その他 30.0 (10.0)

0 2 なし

主要な損益情報等 サッポロビール㈱ サッポロ飲料㈱

(1) 売上高 329,810 64,276 百万円

(2) 経常利益又は 経常損失(△)

1,763 △1,434 百万円

(3) 当期純損失(△) △178 △615 百万円

(4) 純資産額 35,486 4,481 百万円

(5) 総資産額 300,636 20,753 百万円

(11)

5 【従業員の状況】

(1) 連結会社の状況

平成17年12月31日現在

(注) 1 従業員数は就業人員であります。

2 ( )内は、年間平均臨時従業員数を外数で表示しております。

(2) 提出会社の状況

平成17年12月31日現在

(注) 1 従業員数は就業人員であります。

2 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。 3 ( )内は、年間平均臨時従業員数を外数で表示しております。

(3) 労働組合の状況

当社グループには、サッポロビール労働組合等が組織されております。 なお、労使関係について特に記載すべき事項はありません。

事業の種類別セグメントの名称 従業員数(名)

酒類 2,539(  766)

飲料 438(   14)

外食 590(2,123)

不動産 121(   48)

その他 35(   94)

全社(共通) 86(    1)

合計 3,809(3,046)

従業員数(名) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(千円)

86(1) 42.1 17.0 8,779

(12)

第2 【事業の状況】

1 【業績等の概要】

(1) 業績

当連結会計年度の日本経済は、年前半に見られた輸入・生産などの弱い動きを脱して設備投資の増加 基調が続き、また個人消費も堅調に推移するなど、景気は緩やかな回復局面が感じられる状況でした。 当社グループ各社が事業を展開している酒類・飲料・外食などの業界においては、消費の二極化、嗜 好の多様化などがますます顕著となり、お客様に選んでいただける確かな商品・サービスを的確に提供 していく開発力、それらをブランドとして確立させる育成力、そしてコスト競争力など、企業の総合力 が求められる状況となっています。

当社グループは純粋持株会社体制の下、酒類、飲料、外食、不動産の主要事業会社が、それぞれの業 界において強い企業を目指し、経営改革を実践するとともに、新たなビジネスモデルの構築に取り組ん でいます。

当連結会計年度における当社グループの連結業績は、酒類事業において、ビール・発泡酒・新ジャン ル合計の売上数量が前年同期を下回ったことに加え、ブランド構築費用が増加したことなどにより、売 上高4,536億円(前年同期比412億円、8.3%減)、営業利益103億円(前年同期比133 億円、56.4%減)、経常利益66億円(前年同期比114億円、63.3%減)、当期純利益36 億円(前年同期比10億円、21.8%減)となりました。

以下、事業セグメント別の概況は記載の通りです。

[酒類事業]

ビール事業では、当社がドラフトワンで創出した新ジャンル市場への各社参入により市場が活性化す る一方で、ビール・発泡酒の減少傾向が続き、総需要では前年を下回る市場環境の中、以下のマーケテ ィング施策を展開しました。

「サッポロ Draft One(ドラフトワン)」は、新ジャンル市場への各社積極参入にもかかわらず、パ イ オ ニ ア と し て の 存 在 感 を 十 分 示 し、前 年 を 1 割 近 く 上 回 り ま し た。ま た 5 月 に 発 売 し た「サ ッ ポ ロ スリムス」も、このジャンル唯一の健康系を切り口とした商品としてお客様からのご支持をいただき、 新ジャンル合計では前年同期比121%となりました。

「サッポロ生ビール黒ラベル」は、『うまいビールを収穫するんだ』をキャッチコピーに、協働契約 栽培の取組みを訴求しました。ロイヤルユーザーから強いご支持をいただき、ビール総需要並みの前年 同期比91%となりました。

発泡酒では、11月に基幹ブランド「北海道生搾り」に使用する麦芽を全量北海道産にするリニュー アルを実施し、当社ならではの原料へのこだわりをアピールしました。しかしながら新ジャンルの影響 もあり、発泡酒合計では、前年同期比63%となりました。

「ヱビスビール」は、プレミアムビールの代名詞とも言われるほど、そのブランド力は他の追随を許 さず、ビール総需要低迷の中、13年連続でシェアアップを達成しました。「ヱビス<黒>」や限定発 売の「ヱビス超長期熟成」も含めたヱビス合計では前年同期比101%となりました。

上記の結果、ビール・発泡酒・新ジャンル合計の売上数量は、前年同期比93%と、前年を下回りま した。

(13)

国際事業では、21年連続して日本ブランドでトップシェアの米国をはじめ、世界各地でサッポロブ ランドの浸透を図り、売上の増大を目指しています。

低アルコール分野では、既存の缶入りチューハイとは一線を画す「ザ・フルーツスパークリング」の 果汁そのものを発酵させるというコンセプトが好評を博し、新たな市場を開拓しました。

ワイン事業では、国産フラッグシップブランド「グランポレール」が、国産ワインコンクールで全メ ーカー中で唯一の3年連続金賞を受賞するなど、その優れた品質が高い評価を得ています。一方、国産 カジュアルワイン「うれしいワイン」「クリアドライ」のダブルブランドが、この分野のトップシェア を堅持しています。輸入ワインは、発売2年目の「イエローテイル」が豪州産ワインブームを牽引する など順調に市場定着した他、米国「ベリンジャー」、フランス「ラ・キュベ・ミティーク」などのパワ ーブランドも着実に育っています。

こ の 結 果、ワ イ ン 総 需 要 が 前 年 を 下 回 る 中 で、当 社 の 国 産・輸 入 合 計 の 売 上 数 量 は 前 年 同 期 比 1 0 2%と、5年連続シェアアップを果たしました。

食品事業では、大麦の健康食品としての価値に着目したスープの開発や、食パン原料としての大麦粉 の供給を開始しました。

酒 類 事 業 の 売 上 高 は 3,4 1 0 億 円(前 年 同 期 比 2 3 5 億 円、6.4 % 減)、営 業 利 益 は 6 5 億 円

(前年同期比122億円、65.2%減)となりました。

[飲料事業]

飲料市場は、前年夏の記録的な猛暑の反動が予想されたものの、緑茶、ミネラルウォーターを中心と した無糖系飲料が需要を下支えし、総需要は前年同期比102%程度と推定されます。

当社では成長カテゴリーである無糖系飲料の強化、当社の強みである炭酸および果汁カテゴリーの拡 販に取り組みました。

続伸する緑茶カテゴリーでは、基軸ブランドである「玉露入りお茶」を中心に拡販しました。高級茶 葉に多く含まれる成分「テアニン」を強化した付加価値の高い商品を投入するなど積極的な取り組みを 行ないましたが、熾烈な競争環境の中、前年同期を下回る結果となりました。

炭酸飲料については、ロングセラー商品である「リボンシトロン」、若者向け商品「がぶ飲みメロン ク リ ー ム ソ ー ダ」、更 に は 大 人 向 け 炭 酸 飲 料 と い う コ ン セ プ ト が 評 価 さ れ た「SPARKLING」シ リ ー ズ な ど、当社の独自性を発揮した商品が支持され、前年同期比2桁増となりました。

また果汁飲料については、果実の食感が楽しめることで好評の「美味しぼり」シリーズをはじめ、旬 の季節に合わせた果汁商品が伸長し、前年同期を上回る実績を確保しました。

飲料事業の売上高は638億円(前年同期比54億円、7.8%減)、営業損失は6億円(前年同期 比11億円減)となりました。

[外食事業]

外食業界は、市場規模の縮小傾向の中で、引き続きコンビニエンスストアなど他業界との厳しい競合 が続いています。しかし、酒類売上比率の高い業態では、景気の回復に伴う既存店売上高の回復の兆し も見られるようになりました。

このような中で、「ビヤホールの復活」を標語とした既存店収益の向上と、新規出店による売上高の 拡大に努めました。

(14)

既存店部門では、首都圏のビヤホール業態のみならず、和食業態や地方都市の主要店舗の売上高も増 加 に 転 じ ま し た。8 月 以 降 さ ら に 伸 び 率 が 拡 大 し た 結 果、部 門 全 体 で は 2 年 連 続 の 売 上 増 と な り ま し た。

新 規 出 店 で は、「く つ 炉 ぎ・う ま 酒 か こ い や」を 4 店 舗 出 店 し た ほ か、新 業 態 店 舗「さ か な 市 場 魚っす(うおっす)」の一号店を東京・大手町に開店するなど、合計13店舗を出店しました。一方、 早期の収益回復の見通しが立たない店舗を閉鎖したほか、受託店舗の解約などにより18店舗を閉鎖し ましたので、当期末の店舗数は202店舗になりました。

外食事業の売上高は263億円(前年同期比2億円、1.1%減)、営業利益は5億円(前年同期比 3億円、140.9%増)となりました。

[不動産事業]

不動産業界は、首都圏を中心にオフィスビル空室率の改善傾向が継続しており、賃料水準においても 一部地域で上昇するなど、下げ止まり感がうかがえる状況になっています。

当社においては、恵比寿ガーデンプレイスをはじめとした賃貸オフィスビルで、機能強化等の設備投 資を行うとともに積極的なリーシングを展開し、稼働率の維持・向上を図りました。

商 業 施 設 を 有 す る「恵 比 寿 ガ ー デ ン プ レ イ ス」「サ ッ ポ ロ フ ァ ク ト リ ー」に お い て は、各 種 イ ベ ン ト・フェアの開催や店舗のリニューアル等、お客様へのサービス向上と販売促進に努め、競合施設との 差別化を進め集客力強化を図りました。

不動産開発に関しては、銀座7丁目の新規商業ビル建設を進めており、本年秋の開業を予定していま す。

不動産事業の売上高は216億円(前年同期比8億円、3.6%減)、営業利益は58億円(前年同 期比1億円、2.2%減)となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益が65億円(前年 同期比11億円減、15.3%減)となり、主に売上債権の減少額81億円、未払酒税の減少額51億 円、ギフト券取扱量の増加に伴う預り金の増加額194億円の調整があり、390億円の資金増加(前 年同期比68億円増、21.2%増)となりました。

投資活動によるキャッシュ・フローは、76億円の資金減少(前年同期比609億円減)となりまし た。これは主に、有形固定資産の売却による収入が69億円である一方、有形固定資産の取得による支 出が107億円、無形固定資産の取得による支出が17億円となったことによるものです。

財務活動によるキャッシュ・フローは、655億円の資金減少(前年同期比301億円減)となりま し た。こ れ は 主 に、長 期 借 入 金 に よ る 調 達 1 2 5 億 円 が あ る 一 方、社 債 の 償 還 に よ る 支 出 が 4 0 0 億 円、長期借入金の返済による支出が361億円となったことによるものです。

以上により、当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物の残高は前連結会計年度末よ り339億円(57.8%)減少し、247億円となりました。

(15)

2 【生産、受注及び販売の状況】

(1) 生産実績

当連結会計年度における酒類事業及び飲料事業の生産実績を示すと、次のとおりであります。

(注) 2005年9月に神奈川事業所の生産を停止したため、飲料事業の生産実績は、2005年1月∼9月分の生産数量と なっております。

(2) 受注状況

当社グループ(当社及び連結子会社)では受注生産を行っておりません。

(3) 販売実績

当連結会計年度における販売実績を事業の種類別セグメントごとに示すと、次のとおりであります。

(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

事業の種類別セグメントの名称 数量(kl) 前年同期比(%)

酒類事業(ビール・発泡酒等) 912,127 △6.5

酒類事業(ワイン等) 17,166 +1.0

飲料事業(飲料) 26,660 △24.7

事業の種類別セグメントの名称 販売高(百万円) 前年同期比(%)

酒類事業 341,077 △6.4

飲料事業 63,896 △7.8

外食事業 26,331 △1.1

不動産事業 21,696 △3.6

その他の事業 669 △94.4

合計 453,671 △8.3

(16)

3 【対処すべき課題】

1.グループ経営の基本方針

サ ッ ポ ロ グ ル ー プ は、「潤 い を 創 造 し、豊 か さ に 貢 献 す る」を 経 営 の 基 本 理 念 に 掲 げ、「株 主、顧 客、従業員等すべてのステークホルダーの満足を追求する」ことを経営の基本方針として、企業価値の 向上を目指します。

また、原材料、製法から、物流、営業などさまざまな企業活動はもとより、グループ従業員の行動に 至るまで、あらゆる面での質の向上を目指し、すべての段階で「お客様起点」に立って、商品・サービ スをご提供したいと考えています。 

2.利益配分に関する基本方針

当社は、株主の皆様への適切な利益還元を経営上の重要政策と位置付け、安定した配当の維持を基本 とし、業績や財務状況等を勘案して配当を行います。

内部留保金につきましては、財務体質の強化を図りながら、新たな成長につながる戦略的投資に充当 していきます。 

3.中期的な経営戦略

<グループ新中期経営計画の骨子>

・サ ッ ポ ロ グ ル ー プ は、『お 客 様』の 生 涯 に わ た り、『食』や『生 活 空 間』に お け る『潤 い』『豊 か さ』を提供することを第一とします。

・サッポロホールディングス社は、事業会社を支援し、シナジーを最大化することにより、『経営効率 の向上』を目指します。酒類事業、不動産事業は安定的な『収益力の向上』を目指します。飲料事業、 外食事業は『収益構造の改革』を図り、成長を確かなものとします。

・『戦略投資』『研究開発』を強化して、将来への『成長エンジン』を創出します。

・成長と収益を持続させる基盤として『CSR経営』を根づかせます。

・持続的な成長と収益によってグループ全体の『企業価値』を向上させ、将来にわたって『ステークホ ルダー』に貢献していきます。 

4.目標とする経営指標

サッポログループがこれからの3年間で構造改革を推進し、将来に向けて成長を持続させ、グループ の経営理念を具現化していくためのマイルストーンとして、2008年に連結売上高5,200億円、 連結営業利益280億円、金融負債残高1,800億円、D/Eレシオ1.5倍、ROE10%の達成 を目指します。

5.グループの基本方針

(1)お客様に対する基本方針

サッポログループはお客様の生涯生活に対して、グループのあらゆる事業からアプローチを行ない、 生活の様々なシーンにおいて『サッポロ』が潤い・豊かさに貢献します。

(2)新規投資による成長と財務体質のバランスを重視

これからの3年間は将来の成長を支えるために必要な戦略投資の実行と金融負債の削減をバランス良 く実施します。

(17)

(3)4事業会社体制の強化

『酒類事業』『不動産事業』をさらなる安定的収益源として再構築するとともに、『飲料事業』『外 食事業』の構造改革により収益力強化を図ります。

(4)事業会社の構造改革

各事業会社の構造改革をスピードアップするため、サッポロホールディングス社と事業会社での横断 的な事業成長プロジェクトの活性化を図り、既存事業の収益基盤強化や、経営資源の最大・有効活用、 将来に向けた成長事業の育成を図っていきます。

(5)グループ収益力の向上

製造コストの低減、人件費効率化、物流費削減、販売促進費効率化、間接部門効率化を中心に、20 08年の時点で新たに100億円のコストダウンを実現し、収益基盤の強化および環境変化に強いグル ープ経営を実践していきます。

(6)戦略投資の強化

グループの持続的成長を支える『成長エンジン』創出のため、3年間で700億円の戦略投資・設備 投資を実施します。

また、3年間のキャッシュフローを活用し、以上の投資を実行しつつ、3年間で400億円の金融負 債を削減します。

(7)新規・周辺事業への展開

各事業会社は将来に向けての成長エンジンを創出するため、現在の事業をベースに経営資源やノウハ ウの面でシナジー効果がある『新規・周辺事業』への展開を加速します。戦略投資は、そのための研究 開発やアライアンス・M&A等に重点的に配分します。

(8)研究開発・商品開発力の強化

サッポロホールディングス社をコーディネーターとして、機能性素材などのシーズ開発部門の一層の 連携を図るとともに、グループ内の商品開発力強化を目的として組成しているプロジェクトをさらに機 能強化し、「ドラフトワン」や「ザ・フルーツスパークリング」のような新しい提供価値を創造してい きます。

(9)CSR経営の推進

サッポログループが130年という長い歴史を刻むことができたのも、社会から必要とされる企業と して、社会全体と共生することで実現しえたものであることから、今後も「グループの持続的な発展を 支える重要な戦略」のひとつとしてCSRを位置付け、サッポロらしいCSRをグループ全体で推進し ていきます。

(18)

4 【事業等のリスク】

当社グループの経営成績及び財務状況など(株価などを含む)に影響を及ぼす可能性のあるリスクに は以下のようなものがあります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものです。

(1)経済情勢について

当社グループの売上高は国内の景気動向による影響を受けるため、経済情勢の変化による景気悪化に 伴い、主要製品の出荷変動、デフレ傾向による主要製品の単価下落の可能性があります。また、経済情 勢の悪化によって、保有資産の価値の低下につながる可能性もあります。

(2)特定事業分野への依存度について

当社グループの主要な事業セグメントは酒類事業であり、平成17年12月期における連結売上高の 75.2%を占めています。その中でも、国内ビール事業(ビール・発泡酒・新ジャンル)が売上高・ 営業利益の大半を占めており、国内ビール事業が、需要が減少する中での競合他社との価格競争、消費 者の嗜好の変化、酒税の増税に対応しての商品値上げ、冷夏や長期間にわたる梅雨などの要因によって 売上が減少した場合、当社グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。

(3)食品の安全性について

当社グループは品質保証体制の確立に向けて取り組みを強化していますが、当社グループ固有の品質 問題のみならず、社会全般にわたる一般的な製品及び原料に係る品質問題などが発生した場合、製品回 収、出荷不良品発生などの可能性があります。外食事業においては、食中毒が発生した場合、一定期間 の営業停止などを命ぜられ、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。

(4)原材料価格について

当社グループの使用する主要な原材料には、その価格が市場の状況により変動するものがあります。 それら主要原材料の価格が高騰することにより、売上原価が上昇し、業績に悪影響を及ぼす可能性があ ります。

(5)顧客情報流出について

当社グループでは個人情報の管理の徹底に向けた体制作りを強化していますが、今後、予測不能のウ ィルスの進入や情報への不正アクセスなどにより、個人情報の流出などの問題が発生した場合、当社グ ループへの損害賠償請求や信用の低下などにより費用の増加や収益の減少が発生し、業績に悪影響を及 ぼす可能性があります。

(6)得意先への信用リスクについて

当社グループは得意先や投資先の信用リスクに備えていますが、予期せぬ倒産などの事態により債権 回収に支障が発生した場合など、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。

(19)

(7)法的規制などの影響

当社グループは、食品衛生法や環境・リサイクル関連法規などの法的規制の適用を受けています。こ のような中、法的手続きによる権利の保全にも万全を期していますが、将来において、現在予測し得な い法的規制などが設けられる可能性があり、これらの法的規制などの適用を受けることとなった場合、 事業活動が制限される可能性があり、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。ビール・発泡酒を始め とする酒類の広告に対する規制や、酒販店店頭での販売時間に対する規制、酒類販売場所の規制が広が っていく場合、需要の減少や新たな規制に対応するための費用などの要因について、業績に悪影響を及 ぼす可能性があります。

(8)自然災害によるリスクについて

当社グループは保有するオフィス、商業、住宅などの施設及び工場などの設備安全について火災など の事故発生防止の体制作りを強化し、また地震などの自然災害の発生時に、人的被害・工場などの設備 破 損 が 生 じ な い よ う に 管 理 体 制 の 確 立 を 行 っ て い ま す。し か し、想 定 範 囲 を 超 え た 事 象 が 発 生 し た 場 合、損害発生、商品供給に支障をきたすなどの可能性があり、業績に悪影響を及ぼす可能性があります

(9)金融負債について

当社グループでは、各事業の必要資金の多くを、社債や金融機関からの借入により調達しており、金 融負債は総資産に比して高い水準にあります(平成17年12月31日現在2,207億円(連結ベー ス)、総資産の39.1%)。当社グループの金融負債は、経営計画に基づき削減に努めていますが、 今後、市場金利が上昇した場合や、格付機関が当社の格付を引き下げた場合には、金利負担が重くなっ たり資金調達の条件が悪化することにより、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。

(10)退職給付債務について

当社グループの従業員退職給付費用及び債務は、割引率など数理計算上で設定される前提条件や年金 資産の期待運用収益率に基づいて算出されています。実際の結果が前提条件と異なる場合、または前提 条件が変更された場合、その影響は数理計算上の差異として累積され、発生時の従業員の平均残存勤務 期間で処理されるため、将来において認識される費用及び計上される債務に影響を及ぼします。なお、 当連結会計年度末における当該未処理額は29億円です。

また、退職給付会計導入時の会計基準変更時差異は15年で処理しており、当連結会計年度末におけ る未処理額は155億円です。

なお、当社及び子会社のサッポロビール㈱を母体とするサッポロビール企業年金基金は、平成17年 11月1日付けで、従来の確定利率の制度からキャッシュバランス類似制度への制度改定等を行ってお り、将来のリスク軽減を図っております。

(11)減損会計の適用について

当社グループは、前連結会計年度(平成16年12月期)から減損会計を早期適用し、固定資産の減 損に係る会計基準に基づき、減損の基準に該当する物件は減損損失を計上しています。しかしながら、 今後、不動産価格の下落や事業環境の変化などによっては、新たに減損損失計上の要件に該当する物件 が 発 生 し た り、売 却 す る こ と と な っ た 場 合 に は そ の 価 格 に よ り 固 定 資 産 売 却 損 を 計 上 す る 可 能 性 が あ り、これにより当社グループの業績や財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。

(20)

(12)持株会社のリスクについて

グループを代表して上場している当社は、直接保有している事業会社が当社に対して支払うブランド 使用料、グループ経営分担金及び受取利息を主な収益源とし、さらに各事業会社の業績や財政状態に応 じて支払う配当金を収入としております。このため、各事業会社の財政状態が悪化し、当社に対して配 当を支払えない状況が生じた場合には、当社の業績に悪影響を及ぼす可能性があります。

(13)株式価値の希薄化について

当社は、資金調達の目的により、平成6年6月30日に「第3回無担保転換社債」、平成16年4月 23日に「2007年満期円貨建転換社債型新株予約権付社債」を発行しています。当該社債の転換請 求 及 び 新 株 予 約 権 の 行 使 が さ れ た 場 合、当 社 の 1 株 当 た り の 株 式 の 価 値 は 希 薄 化 す る 可 能 性 が あ り ま す。

なお、平成17年12月31日現在における「第3回無担保転換社債」、「2007年満期円貨建転 換社債型新株予約権付社債」の概要は次のとおりです。

第3回 無担保転換社債

2007年満期 円貨建転換社債型 新株予約権付社債

転換社債及び新株予約権付社債の残高(百万円) 19,720 14,499

転換価格及び行使価格(円) 991 532

資本組入額(円) 496 266

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5 【経営上の重要な契約等】

販売契約

6 【研究開発活動】

当社グループ(当社及び連結子会社)の研究開発はそれぞれの事業分野の研究開発部門が、お客様視 点に立ち、顧客価値創造のために積極的に活動を推進しています。当連結会計年度における当社グルー プ(当社及び連結子会社)の研究開発費は2,264百万円です。事業の種類別セグメントの状況は次 のとおりであります。

[酒類事業]

1.酒類の商品開発について

昨年全国発売しお客様から高い支持をいただきました「サッポロ Draft One(ドラフトワン)」に続 く、新ジャンルアルコール飲料「サッポロ Slims(スリムス)」を5月25日より発売いたしました。 カロリー、糖質、プリン体カットを、食物繊維を添加するというFS(ファイバースリムス)製法によ り実現した、新ヘルシー系・新スッキリ生の商品です。また9月7日には、低アルコール商品として、

「ザ・フルーツスパークリング 果汁そのもの発酵のお酒」を全国発売いたしました。果汁そのものを ビール製造技術で培ったフレッシュキープ製法にて製造するという、ワインとビールとの製造技術の融 合により生まれた商品です。

2.酒類等に関連する研究開発について

価値創造フロンティア研究所、バイオリソース開発研究所、商品・技術開発部の体制で研究開発を展 開し、お客様に認めていただける価値創造に邁進しています。

お客様にお約束する安全・安心のために、品質の維持・向上に向け生産現場と協働で技術開発に取り 組んでいます。分析技術開発では、革新的な微生物検査システムの開発など、信頼性の向上を目指して 先端技術の導入に努めており、今期はDNAマイクロアレイ等の最先端研究により、ビール酵母の発酵 生理解明の一端を報告いたしました。

また、味覚から脳波にまで至る感性工学的手法を駆使した解析による、全く新しい視点からの研究開 発も種々の成果を出しつつあり、例えば、ホップ成分のリラックス効果やビールの喉越し研究から嚥下 測定に関する成果等が得られました。

醸造技術を活用した地球環境の問題への取り組みの例として、食品会社からの廃棄物や排水をエネル ギー資源として活用する「水素・メタン二段醗酵システム」等の実用化に向けて、バイオマスに関する 研究開発を進めています。

3.原料研究について

大麦の品種開発については、カナダとオーストラリアにおいて開発した新品種の醸造試験を開始いた しました。また、新規有用醸造形質(LOXレス)をもつ、カナダ向け有望系統の増殖を開始いたしま した。先端研究として、最新ポストゲノム技術を用いた原料大麦の解析に取り組んでいます。

ホップについては、主要生産国での適応試験を積極的に推進し、サッポロブランドの品種を育成中で す。また、ECO栽培に向けての研究開発に取り組んでいます。

契約会社名 契約事項 契約締結先 発効年月日

サッポロビール㈱ (連結子会社)

ギネスビールの販売契約 DIAGEO IRELAND 平成16年9月1日 サッポロ・ギネス㈱

(持分法適用関連会社)

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更に大麦・ホップにおける各種成分および育種技術に関する研究を展開し、ビールの香味向上のみな らず機能性食品開発をも目指しています。

4.食品事業について

原料研究で培った技術力・調達力を活かし、水溶性食物繊維の含有量が世界最高水準の厳選大麦をた っぷり使った機能性スープ「大麦のスープ ∼低GI設計∼」を、首都圏エリアを中心に8月より発売 し、ご 好 評 を い た だ い て お り ま す。引 き 続 き、酒 類 製 造 で 馴 染 み の あ る 大 麦 や 酵 母 の 健 康 価 値 に 注 目 し、おいしくて体にいいものをお客様にお届けすることを目標に商品開発を進めてまいります。 5.アグリ事業について

ホップの品種開発技術および栽培加工技術を基盤とした中国新疆ウイグル自治区におけるホップ事業 は順調に推移し、中国ホップ市場第一位の20%を占めています。また、サッポロビール㈱が開発した ファインアロマホップ(中国名:札一 国際名:SA−1)は、その品質の高さが認められ、中国国内 のビール会社でも使われています。

酒類事業の研究開発費の金額は1,894百万円です。  

[飲料事業] 1.商品開発について

食品に対するお客様意識は、「安心・安全・健康・本物」を基本価値として益々強まりをみせており ます。また飲料業界も同様の価値が求められる一方、一部コモディティ化も進行するなど「消費の二極 化」も進んでいる状況です。そうした状況を踏まえ、当連結会計年度は、お客様意識への対応と合わせ 市場存在価値の創出を目指した商品開発を行って参りました。

「安心・安全・本物」にお応えする商品としては、徹底して原料トレーサビリティに拘った「玉露入 りお茶」や「美味しぼり温州みかん」を始めとして、創業当初からの果汁ブランド「リボン」に原料拘 りの付加価値を加え展開し、お客様の支持を獲得いたしました。

「健康」にお応えする商品としては、前連結会計年度から引き続き「テアニン」を使用した商品を展 開すると同時に、健康素材「梅」のクエン酸に注目した「梅クエン酸ウォーター」の開発、米国オーシ ャ ン ス プ レ ー 社 と 提 携 し た ク ラ ン ベ リ ー の「ポ リ フ ェ ノ ー ル」に 注 目 し た 商 品 開 発 も 行 っ て 参 り ま し た。

2.技術開発

前連結会計年度に引き続き、製品の安全性をより正確にかつよりスピーディーに確保するための分析 技 術 の 確 立、な ら び に 商 品 の 付 加 価 値 を 向 上 さ せ る 素 材 と そ の 機 能 の 研 究 開 発 に 取 り 組 ん で 参 り ま し た。

分析技術の確立については、科学機器メーカーと共同でLAMP法を用いた迅速な耐熱性好酸性菌の 判定方法を確立し、その成果として有害菌同定キットの発売に至りました。さらに本技術の改良、応用 を行い、製品および原材料の品質保証をより確実なものにする研究を進めています。

素 材・機 能 の 研 究 に つ い て は、緑 茶 な ど に 含 ま れ る「テ ア ニ ン」の 研 究 を 静 岡 県 立 大 学 と 共 同 で 行 い、3 月 の 日 本 農 芸 化 学 会 に て テ ア ニ ン を 含 む 緑 茶 飲 料 の ス ト レ ス 低 減 効 果 に 関 す る 発 表 を 行 い ま し た。さらに別の実験系からの機能実証の研究を進め、テアニンを含む商品のエビデンス強化に努めてい ます。

なお、12月に「飲料開発研究所」を神奈川県厚木市から神奈川県横浜市に移転し、「飲料総合研究 所」と改称しました。今後、より一層の品質保証・研究開発体制の拡充・強化を図って参ります。

飲料事業の研究開発費の金額は370百万円です。

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7 【財政状態及び経営成績の分析】

当連結会計年度における財政状態及び経営成績の分析は、以下の通りであります。

なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したもの であり、将来に関する事項には不確実性を内在しており、あるいはリスクを含んでいるため、将来生じる 実際の結果と大きく異なる可能性があります。

(1)重要な会計方針及び見積り

当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて 作成されています。

連結財務諸表の作成においては、連結会計年度末日における資産・負債の金額及び偶発債務の開示、な らびに連結会計年度における収益・費用の適正な計上を行うため、見積りや前提が必要となります。当社 グループは、過去の実績又は各状況下で最も合理的と判断される前提に基づき見積りを実施しています。   以下、当社グループの財政状態や経営成績にとって重要であり、かつ相当程度の経営判断や見積りを必 要とする重要な会計方針についてご説明します。

① 投資有価証券の減損

  投資有価証券の時価の下落が著しく、かつ回復可能性があると認められない株式などについては、減損 処理を行っています。時価のある投資有価証券については、連結決算日における時価が取得原価に比べて 50%以上下落した場合は全ての銘柄について、減損処理を行っており、30%以上50%未満下落した 場合は、個々の銘柄について、その時価が取得原価を下回っている期間と程度、予測される時価の回復の 可能性、及び、財政状態を精査し、必要と認められた額の減損を行っています。また、時価のない投資有 価証券については実質価格が取得原価に比べて50%以上下落した場合は回復の可能性及び財政状態を精 査し、減損処理を行っています。

② 固定資産の減損

  当連結会計年度において、地価の下落している土地及び収益性低下などにより投資額の回収が困難と見 込まれる事業用資産について減損処理を行っています。また、前述以外の固定資産についての回収可能性 は、将来の収益計画に基づき判断していますが、将来の収益獲得が見込めなくなった場合は、減損損失が 発生することで当社グループの連結財務諸表に影響を与える可能性があります。

③ 貸倒引当金

  貸倒引当金は、債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸 念債権及び破産更生債権などについては個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しています。 相手先の財務状況が悪化した場合は、貸倒引当金を積み増すことで、当社グループの連結財務諸表に影響 を与える可能性があります。

④ 繰延税金資産の回収可能性

  繰延税金資産の回収可能性は、将来における課税所得の見積りにより影響を受けます。市場環境や経営 成績の悪化により、将来の課税所得の見積額が減少した場合、繰延税金資産が取崩されることにより、当 社グループの連結財務諸表に影響を与える可能性があります。

⑤ 退職給付引当金及び退職給付費用

  退職給付引当金及び退職給付費用の計算には、割引率、年金資産の期待運用収益率などの基礎率に見積 りの要素が含まれており、これら基礎率の変動により当社グループの連結財務諸表に影響を与える可能性 があります。

(24)

(2)当連結会計年度の経営成績の分析

① 売上

売 上 高 は 前 連 結 会 計 年 度 を 4 1 2 億 円 下 回 り、4,5 3 6 億 円(前 年 同 期 比 9 1.7 %)と な り ま し た。事業セグメント別に見ますと、酒類事業3,410億円(前年同期比93.6%)、飲料事業638 億円(前年同期比92.2%)、外食事業263億円(前年同期比98.9%)、不動産事業216億円

(前年同期比96.4%)、その他の事業6億円(前年同期比5.6%)となりました。

なお、その他事業は平成16年12月にホテル事業を売却したことに伴い、減少したものであります。

② 売上原価、販売費及び一般管理費

売上原価は売上の減少に伴い、前連結会計年度から282億円減少し、3,111億円(前年同期比9 1.7%)となりました。売上原価の売上高に対する比率は、前年同期と変動なく、68.6%となりま した。

販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 は 前 連 結 会 計 年 度 か ら 3 億 円 増 加 し、1,3 2 1 億 円(前 年 同 期 比 1 0 0. 2%)となりました。これは販売奨励金及び手数料が前連結会計年度に比し35億円減少した一方で、広 告宣伝費が前連結会計年度に比し39億円増加したことが主な要因です。

③ 営業利益

営業利益は前連結会計年度を133億円下回り、103億円(前年同期比43.6%)となりました。 事業の種類別セグメントの営業利益は次の通りです。

[酒類事業]

酒類事業では、ビール・発泡酒・新ジャンル合計の売上数量が前年同期を下回ったことに加え、新ジャ ン ル 市 場 へ の 競 合 各 社 参 入 に 対 し、ブ ラ ン ド 確 立 に 向 け て 先 行 投 資 し た こ と に よ り、広 告 宣 伝 費 が 増 加 し、営業利益は65億円(前年同期比34.8%)となりました。

[飲料事業]

飲料事業は前年同期比並みの売上数量となりましたが、原価率の高い商品が伸長したことにより、利益 率が低下し、営業損失は6億円(前年同期比11億円減)となりました。

[外食事業]

外食事業は、ビヤホール業態を中心に既存店が好調を維持するとともに、新業態店舗を中心とする新規 出店による売上拡大に努める、さらに、原材料費、諸経費などのコスト削減を進めた結果、営業利益は5 億円(前年同期比240.9%)となりました。

[不動産事業]

不動産事業は賃貸部門に関しては、オフィスビルの改善傾向が継続し、収益性が向上したことにより、 平成16年12月に売却したホテルの減収分を吸収し、賃貸部門全体としては営業利益が増加しました。 一方、販売用不動産の売上が前年同期に比し大きく減少したことにより、事業全体の営業利益は58億円

(前年同期比97.8%)となりました。 [その他]

平成16年12月1日に「ウェスティンホテル東京」を売却しました。この結果、収益性が改善し、営 業損失は1億円となりました。

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④ 営業外損益及び経常利益

営業外収益20億円から営業外費用57億円を差引き、営業外損益は36億円のマイナス(前年同期比 19億円増収)となりました。受取利息及び受取配当金から支払利息などを差引いた金融収支は、前連結 会計年度の41億円のマイナスに対し、当連結会計年度は26億円のマイナスに減少しました。これは、 有利子負債の圧縮に努めたことが主な要因です。

たな卸資産廃棄損はサプライチェーンマネジメントを強化し、需給予測の精度向上に努め、11億円と な り、前 年 同 期 と 比 べ 4 億 円 改 善 し ま し た。 以 上 の 結 果、経 常 利 益 は 6 6 億 円(前 年 同 期 比 3 6. 7%)となりました。

⑤ 特別損益

特別利益は50億円となりました。

なお、特別利益の主な内訳は以下の通りです。

固定資産売却益は27億円となりました。損益分岐点を引き下げ、収益性を向上させることを目的に、 飲料水製造工場である神奈川事業所(サッポロ飲料㈱)を閉鎖し、跡地の売却を行った他、旧社宅跡地等 の売却も行いました。

投資有価証券売却益は12億円となりました。中国のビール製造会社の株式の他、上場株式などの売却 を行いました。

過年度固定資産売却益修正額5億円を計上しました。これは、工場跡地を売却した際に未完了工事費等 を売却原価として見積もり計上していたものについて、確定額と見積額の差額が発生したので、今期、特 別利益に計上したものです。

特別損失は50億円となりました。

なお、特別損失の主な内訳は以下の通りです。

固定資産除却損は31億円となりました。生産設備に関する除却損などを計上しました。

減損損失は8億円となりました。前連結会計年度より「固定資産に係る減損会計」を早期適用したこと により、当連結会計年度において、時価が下落した物件及び収益性が低下した物件について減損損失を計 上しました。詳細につきましては「連結損益計算書関係の注記」に記載の通りです。

⑥ 法人税等及び当期純利益

法人税、住民税及び事業税、過年度法人税等戻入額、及び、法人税等調整額を合わせた税金費用合計は 29億円で、税金等調整前当期純利益に対する負担率は44.8%です。法定実効税率(40.7%)と の差4.1%につきましては、主に法人税等調整額によるものです。詳細につきましては「税効果会計関 係の注記」に記載の通りです。なお、過年度法人税等戻入額は、主に平成15年度の税務申告において、 課税所得が過大になっていたものを修正したことに伴う戻入額です。

以上の結果、当期純利益は36億円(前年同期比78.2%)となりました。

参照

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